M.M Water Summer


<水夏〜suika〜の厚みを増した追加要素>

 「Water Summer」は、「水夏〜suika〜」に幾つかの追加要素を加えてPSに移植したものです。なので、基本的なレビューは水夏〜suika〜のレビューを御覧下さい。ここでは、追加された部分についてのみレビューを書かせていただきます。

 まず、CGが幾つか追加されていました。割合としては全体の20%程度でしょうか。結構シナリオにおいて重要になっている部分にCGが追加されているので、その場の雰囲気を掴むという意味では十二分の意味を持っていたと思います。

 次に、サブキャラである「上代萌」「稲葉ちとせ」「旅館なるとの女将さん」に声が追加されていました。稲葉ちとせの方はファンディスクの「アルキメデスの忘れ物」の中にあった「ボイスパッチ」があるのですが、後の二人に声が入ったのは今回が初めてです。原作と比べても特に違和感は無く、むしろキャラに対する愛着が間違いなく上がると思われます。

 そして最大の追加点と思われるのが、第2章に登場した「若林美絵」に新シナリオが追加されたことです。ボリュームも第2章の白河さやかのシナリオとほぼ同じくらいで、なかなか考えさせられるものでした。もちろん、この若林美絵にも声が追加されています。

 といった感じで、追加要素は以上となっていますので、気になった人はプレイしても良いと思います。しかし、実はその後にこの「Water summer」はPCの方に逆移植されまして、内容は99%同じ物となっております(これを「水夏 全年齢版」と呼びます)。なので、この「Water Summer」はまだ「水夏〜suika〜」をプレイしてなくて、PCを持っていいない方のみプレイしてくれれば良いかと思います。また、シナリオについての考察はこのサイトのメインコンテンツの一つである水夏〜suika〜インプレッションで行っておりますので、気が向いたら御覧になって下さい(ネタバレだらけです)。


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現在ネタバレのレビューはありません。見たい方も見たくない方も避難して下さい。

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