M.M 好き好き大好き超管理してあげる


<選択肢が幾つか登場しますが、ぜひ始めは本能のままに選んで頂きたいですね>

 この「好き好き大好き超管理してあげる」という作品は同人サークルである「夜のひつじ」で制作されたビジュアルノベルです。夜のひつじさんの作品では過去に「純情セックスフレンド」や「女装お嬢様への異常な愛情」をプレイさせて頂き、言葉で雁字搦めにして気が付けば逃げ場が無くなっているようなテキストに毎回楽しませて頂いております。今回プレイした「好き好き大好き超管理してあげる」はC86での新作でして、もう内容はタイトルそのままですね。2人のヒロインに徹底的に射精管理させられる快感ともどかしさに完全にやられてしまいました。

 主人公は非常勤講師として働いている社会人三年目です。社会人三年目と言えば大体25歳前後でしょうか。大学を卒業して年数が経っているとは言えまだまだ10代の学生と何ら変わらない精神状態だと思います。そんなものです。そんな中で社会の常識を肌で感じて、少しずつ良くも悪くも一人前の社会人になっていくのだろうと思います。そんな過渡期の主人公が年頃の女の子にで溢れている学校の先生をしているから大変ですね。意識しないようにすればする程意識してしまう感覚、痛いほど分かりますね。学生時代も特別パッとしていなかった主人公にとって余りにも刺激が強すぎる非常勤講師という仕事、物語はそんな主人公が不慮の事故で入院したところから始まります。

 最大の魅力と言いますか唯一の魅力と言っても良いかも知れません。とにかく2人のヒロインに徹底的に射精管理させられるシチュエーションですね。学生時代からパッとしなかった主人公ですので性格も引っ込み思案で、年下だろうが女の子だろうが押しに弱いです。そんな主人公ですので飼い慣らそうと思えば飼い慣らすのはとても簡単ですね。教え子である泉奈々那(いずみななな)は持ち前の明るさでどんどん主人公にアタックしていき自分のペースに持っていきます。妹である綿積茉依(わたつみまより)は精神的に主人公を追い詰めて自分のペースに持っていきます。言葉と行動の両方で責められ管理される主人公、プレイヤーのあなたも気が付けば管理させられてしまうかもしれません。

 プレイ時間は私で2時間45分掛かりました。テキスト量としては決して多くはなく数々のシチュエーションを堪能しているうちに気が付けばEDにたどり着いている事と思います。ちなみにこの作品は2種類のEDがあります。選択肢が幾つか登場しますが、是非始めは本能のままに選んで頂きたいですね。ユニークに目的のEDにたどり着けると思います。教え子や妹に徹底的に射精管理させられるのか、それとも抗うのかを決めるのは他ならぬプレイヤー1人1人の精神力に掛かっております。是非自分だけの最も幸せなEDを目指して欲しいです。


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以下はネタバレです。見たくない方は避難して下さい。








































<愛のある射精管理が出来てこそたどり着くことが出来る真の純愛、そしてその純愛の色は皆さん何色だったでしょうか?>

 いやいや、あんな誘惑されたら普通は我慢できないですよ。鉄の精神を持ってしても間違いなく精子漏らしてしまいますよ。出すんじゃないんです、漏らすんです。我慢していても漏れてしまうんです。漏れてしまうから、誰かにちゃんと管理してもらわないといけないんです。

 1週して気がつきましたが、この作品の選択肢は全て妹である茉依の射精管理の場面でしか出てきませんでした。しかもその選択肢の中身が「我慢する」か「我慢しない」かの2択ですよ。これ程分かりやすく本能に忠実な選択肢もないと思います。そしてこの選択肢の選び方そのものが主人公の我慢強さそのものであり、その後の射精管理のシナリオに繋がっていきました。ちなみに私は我慢できなかったので全て上の選択しを選びました。そうしたら気がついたら教え子と妹両方に完全に射精管理させられていました。そしてその生活から抜け出せないんです。これ程情けなくてカッコ悪くて、そして幸せなEDは無いかも知れませんね。クレジット直前のなななとのHなんて、まるで聖母とHしているかのような天使っぷりでしたからね。

 そんなダラダラなルートを初めに味わったからこそ、2週目で徹底的に我慢する選択を選んだことで今度はヒロイン達の別方面の魅力が見えてきました。それが恋をする姿です。妹であるまよりは「好きな人に好きって言える自分を好きでいたい」と素直なセリフを呟いておりました。どこか紗に構えてしか接する事ができなかった主人公に対して素直になれたのは、やはりそれだけ主人公が頼もしく格好良い存在になったからなのだろうと思います。やっぱり我慢できるかっこいい人だからこそ安心して恋が出来るんですね。両方のEDも主人公の射精管理な様子に見えますが、その心持ちは全然違っておりました。そんな真逆の心理描写を表現しながらも描かれるHシーンはハーレム。これこそ夜のひつじさんのテキストだからこそ成し得る雰囲気なのだと思いました。

 後はパッとしない主人公らしい描写が結構印象的でした。例えばなななとの最初のHシーンですが主人公はパンツの上から鼻を押し付けて匂いを嗅いでいます。こういうシーンって実は現実だと普通にやったりすると思いますがエロゲーだと逆に新鮮に見えて変態チックですね。妄想の大きさに対して小さな行為のバランス感、実に主人公のヘタレっぷりを表現していると思いました。後はワキの臭いを嗅いでそしてそのワキにぶっかける当たりも変態ですね。でもこの行動こそがその時の主人公の精一杯の気持ちの現れでした。極めつけは「セックスよりもキスに憧れていた」ですよ。真のヒロインは実は主人公なんじゃないかって思う程に乙女チックなセリフでした。

 という訳でどちらに転んでも射精管理されるのですが、女の子らしくそして男の子らしい心理描写を何度も垣間見ることが出来ました。さすがテキストでプレイヤーを雁字搦めにする夜のひつじさんらしいテクニックでした。愛のある射精管理が出来てこそたどり着くことが出来る真の純愛、そしてその純愛の色は皆さん何色だったでしょうか?白でしょうか?黒でしょうか?それはきっとプレイヤーの数だけ存在するのだろうと思います。そんな短いながらも印象に残る作品でした。ありがとうございました。


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