M.M 探偵蜘賀美種子の推理 第二話「仮面の証明」


 この「探偵蜘賀美種子の推理 第二話「仮面の証明」」は先に発売された「探偵蜘賀美種子の推理 第一話「招かざる客」」の続きとなっております。その為レビューには「探偵蜘賀美種子の推理 第一話「招かざる客」」を含めたネタバレが含まれていますので、ネタバレを避けたい方は避難して下さい。

・「探偵蜘賀美種子の推理 第一話「招かざる客」」のレビューはこちら

※このレビューにはネタバレしかありません。前作と本作の両方をプレイした方のみサポートしております。


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以下はネタバレです。見たくない方は避難して下さい。





















































































<人が人を殺す理由って、その殆どが男女関係のもつれか金絡みな気がします。>

 全身黒ずくめである大柄な女、そんな怪しい風貌からは想像もつかない程の観察力で事件を解決してきた探偵蜘賀美種子の事件第二話です。第一話では犯人はユニークでプレイヤー側も神の視点で割と余裕を持って読むことが出来ましたが、第二話は何と真犯人が存在しました。皆さんは犯人が分かりましたでしょうか。

 今回の殺人の動機は借金でした。人が人を殺す理由って、その殆どが男女関係のもつれか金絡みな気がします。何かのテレビ番組で見ましたが、借金はその人の価値観を狂わせるって行ってました。借金にまみれると金を借りることに対して全く抵抗が無くなっていくのだそうです。そして金を返すことが最も大切なことになるそうです。例えそれが人を殺すことになっても。今回西里百合江はサラ金の取り立て屋である原村綾子を殺しました。この構図はまさに借金によって自身の価値観を崩された姿だと思いましたね。

 それにしても、蜘賀美種子の凄いところはその観察力もそうですが相手を意のままに操り騙す技も凄いですね。即興でボイスレコーダーに瀬沼葵の声マネを録音するなんて相当の技術です。そして高岩悠真が嘘をついているという根拠も正直私から見れば不十分に見えてしまいました。瀬沼葵の持ち物に指紋がなかった、これだけで高岩悠真が瀬沼葵を殺したと確信するのはやはりその観察力と経験なのだと思いました。確かに彼女であればどんな難事件でもアッサリと解決してしまいそうですね。今後も彼女の活躍に期待です。


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