M.M アクマっ娘と3つのお願い。


<非常に軽いノリでプレイ出来るコンパクトにまとめられた抜きゲー>

 この「アクマっ娘と3つのお願い。」は、同人サークルである「Al't-works」から発売されたものです。このサークルを知った切っ掛けは2010年の冬コミでして、同人ゲームの島サークルを回っている時に偶然出会いました。私は基本的にコミケでは大手サークルを回って戦利品を入手するのですが、その後ゆっくり島サークルを巡るのが実は一番好きだったりします。そんな島サークル巡りで今まで知らなかったサークルに出会える事は純粋に喜びであり、積極的に声をかけていた記憶があります。そんな島サークルの中でもAl't-worksの宣伝は目立っており、目を引くPOPと結構好みな絵柄に惹かれました。抜きゲーであることはあからざまでしたが、プレイ時間も2時間以内と話されていましたし唯のバカゲーでは終わらない雰囲気があったのでプレイしてみました。

 正直なところ、抜きゲーを語る上でシナリオや設定などはある程度無視した方が良いのかも知れません。泣けるシナリオなんて要素は必要ありませんし、ある程度ご都合主義でないとプレイヤーの要望を満足できないと思います。それでも、抜きゲーとは言えサウンドノベルですから私はあくまでシナリオとBGMを重視して評価します。多少点数が低くなりがちですが、だからこのゲームがクソゲーであるという訳ではありませんので悪しからず。

 とか言っていますが、このゲームは抜きゲーでありながらシナリオも結構しっかりしていました。まあプレイ時間は1時間程度でしたので深みのある設定などを取り入れる要素はもちろんありませんでしたが、コンパクトにまとまってる中でエッチシーンをメインにしながらもアクマという設定や他のキャラクターのパーソナリティ、そして出会いから仲を深めてエンディングに持っていくシナリオのバランスが絶妙で、プレイし終わって結構スッキリした気持ちになりました(変な意味ではなくて)。ある程度のご都合主義はもちろんありましたが特に気にならない程度でしたし、むしろシナリオがまとまっていたので余計な事を考えず純粋にエッチシーンを楽しむ事が出来ましたね。

 ちなみに抜きゲーですのでエッチシーンについても書こうと思います。まずはシステム上で中出し外出しを選べますので1つのシーンで2種類のCGを見る事が出来ます。後はヒロインが巨乳ですので直モミやパイズリなどのおっぱいを使ったシーンが結構多くありましたね。それ以外のシーンは普通の挿入のみでしたのでフェラや道具を使ったものはありませんでした。そういう意味では抜きゲーと言いながら決して深くはなく軽いノリのシーンばかりですね。寝取られや薬や触手みたいなのももちろんありませんし初心者にオススメだと思います。逆にコアなプレイヤーには物足りないかもしれませんね。基本的にヒロインとのラブラブエッチがテーマですのでそれ以上を求める人はそういうゲームをプレイしてください。

 とりあえず安定した作画とコンパクトにまとまったシナリオと設定だけでも十分でした。1時間半程度でCGフルコンプリート出来ますのでちょっと暇つぶし程度の感覚でプレイするのが良いかと思います。同人サークルですので値段も手ごろですし、コストパフォーマンスも良いと思います。島サークルのとある同人サークルのゲームという事でしたが、もっと評価されても良いと思いました。是非欲しい方はメロンブックス等の同人ショップでお求めください。


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